ブラック出版社の仕事を辞めたい理由

ブラック出版社の仕事を辞めたい理由

仕事を辞めたい理由その1.雇用契約書もないブラック出版社

30代の主婦です。
20代のころは雑誌の編集の仕事をしていました。
その際に、経験したブラック出版社についてお話します。

ブライダル情報誌やタウン情報誌、釣り情報誌、求人誌などで働き、だいたい8年、3社での仕事の経験があります。

最初に入った会社は規模が大きく研修などもしっかり受けさせてもらうことができました。
おかげで初心者だった私も仕事に対する自信がつき、もっと条件のいい会社に移ろうと思うようになりました。

転職活動の末、採用されたのは創刊されたばかりのタウン情報誌の編集部でしたが、これがブラック出版社だったのです。
横浜市にある小さな会社で6畳ほどの事務所には編集のスタッフが3名働いていました。

初日はスタッフの誰も新人が来ることを聞かされておらず、デスクもない状態なので、仕事ができません。
部屋の隅に座らされて、過去に発行されたものを読んで過ごしました。

次の日はやっとデスクが準備されましたが、パソコンもなくひたすら電話を取りました。
こんな調子で最初の1週間が過ぎたのですが、土曜日も出社して仕事をするように言われ驚きました。

面接では土日が休みだと社長から説明を受けていたのに、話が違うと腹が立ち、ブラック出版社では?と疑うようになりました。

次の週は出社すると急に社長から電話が入り、今からすぐに出張取材に行くように言われました。
自費で電車に乗りなんとか取材を終わらせましたが、交通費もバカにならず、会社への不信感でいっぱいでした。

入社して1週間がたっていましたが、雇用契約書というものをもらっておらず、自分が正社員なのか契約社員なのかアルバイトなのかさえよく分かりませんでした。

今週こそ社長に会っていろいろなことをはっきりしたいと思っていると、編集部のスタッフの女の子の話が聞こえました。
彼女の話によると、社長に来月から正社員にすると言われていたのに、急に話が変わりアルバイトの契約のままで働くことになったと文句を言っていました。

この会社はヤバイ!絶対にブラック出版社だと感じ、その日のうちに社長に電話をして辞めたいと伝えました。
結局2週間働いたのに給料どころ交通費すら振り込まれませんでした。

今度からは働く前にしっかりと雇用契約書をもらい、ある程度歴史のある健全な会社で仕事をしようと思いました。

参考:仕事辞めたい理由.jp

仕事を辞めたい理由その2.出版社の上司がブラック

仕事を辞めたい理由その2.出版社の上司がブラック

某大手出版社で働いていました。
新卒で入社した社員は、正直みんなエリートばかりでした。

その手出版社では、たまに中途採用を募集しているので、私も含め多くの中途入社の社員がいました。
中途入社の社員の中で、管理職クラスとして入社した40代の男性がおり、私の上司となりました。

その上司がブラック、顔が二つなのです。
つまり、二面性があり、表と裏の顔が極端に違うので、正直、どちらの顔にどう接してよいのかわかりませんでした。

役員クラスのえらい方の前では、とても良識のある表の顔をします。
ところが、私たち部下の前では、恐ろしく非常識で、反論しようものなら裏の顔、完全に鬼の形相で怒りまくるのです。
そのブラック上司につぶされ、うつ病になり休職している社員が数人いたくらいです。

そして、そのブラック上司の特徴は、会社の外でも非常識な王様に変貌するのです。
出張に行くと航空会社のカウンターで怒鳴り散らし、業者の人には飲み屋の支払いをすべてさせ、同行している部下の立場はありません。

とても恥ずかしい、情けない思いをしましたが、直接ブラック上司に訴えるとつぶされるだけなので、庶民の対策としては、お上に訴えるだけです。

役員の方に年に数回会える時、ちらっと自分の上司の裏表、ブラックさについて訴えるのです。
そんなことばれたら、またもや仕返しが怖いので、手出版社では、おびえながらもそんなことを繰り返していました。

仕事を辞めたい理由その3.出版社の編集の仕事がブラック

仕事を辞めたい理由その3.出版社の編集の仕事がブラック

27歳のころ、ブラックな出版社で働いていたときの話です。
私は学生のころから雑誌が大好きで、いつかは出版社で雑誌編集の仕事をしてみたいと思っていました。

しかし工学部出身なので、なかなかチャンスはなく、機械のメンテナンスなど技術的な仕事をしていました。

結婚を機に退職し、新しい仕事を・・・と探し始めたときに、出版社の編集の仕事の求人を見つけました。

家から1時間以内で通うことができる場所だったので、経験者歓迎と書いてあったのですが思い切って応募しました。

面接を受け、未経験でもフォトショップやイラストレーターを使うことができたためか、見事採用されました。

出版社で仕事を始めると、大好きな雑誌がこうやってできていくのかと勉強になり、とても刺激的でした。

最初は広告の製作ばかりでしたが、だんだんと記事や特集も担当させてもらえるようになりました。
取材に行ったり、ロケーション撮影で帰りが遅くなることも増えました。

いつも残業はありましたが、締め切りの前は終電まで働くのが普通で、いわゆるブラック企業のようでした。

ブラックすぎて、外食する時間もないので、食事はカップラーメンが多くなり、肌が荒れました。
1年ほどこの状態が続き、睡眠時間も足りなく、体調を崩すことが多くなりました。

ブラックな環境で働いていると、だんだんと、うつ病っぽくなってしまい、9階にある事務所の窓から飛び降りる想像をするようになったときには、マズイと思いました。

夫に相談すると、体調を崩すほどのブラック企業は、辞めたほうがいいと言われました。
うつ病になっても、出版社は責任とってくれないよ、とも言われました。
新婚なのに、私が忙しすぎることもよく思っていなかったようでした。

結局1年半で憧れだった出版社の編集の仕事は辞めてしまいました。
仕事は楽しかったのですが、ブラックすぎて私にはムリでした。
職場の近くに住むか、暇な会社を選べば続いたかもしれません。